Blade worker 38 「二匹の暴れ龍」 <ゼファーさん>



『箱』の中に押し込められた士郎とアルトリアは、一瞬の浮遊感を感じた後、幾重もの紗のベールが取り囲む蟲惑的な寝台の上にいた。
そこは妖しい桃色の灯りに照らされ、和名「禁忌」がBGMとして流れている。……あまりにも直球な場所だ。

「……爺さん、何考えてんだよ?」

確かに、『魔法』の使い方として著しく間違っている。更に言えば、内装は橙子が担当している。「魔法使い」と「封印指定」とは欠片も思えない力の使い方である。

「「………」」

で、いきなりこんな場所に投げ出されたからと言って、すぐさま行動できる筈もなく、気まずい雰囲気で二人は腰を下ろす。
沈黙の内に刻一刻と過ぎ去っていく時間。そして、その沈黙に耐え切れず口を開いたのは、アルトリアの方だった。

「――シロウ、私を抱かないのですか?」

「…………え?」

アルトリアの言葉は、士郎にとってあまりにも意外だった。だから呆けてしまった。そして、その士郎の反応を、アルトリアは「否定」と取ってしまう。

「……私は、確かに女性としての魅力に欠けます。ただでさえ、シロウを愛する者達は魅力溢れる女性ばかりです。シロウにとって私を抱く事は不本意かも知れませんが、事態は急を要しています。ここは我慢をすると言う訳にはいきませんか?」

「…………はい?」

士郎にとって、アルトリアの言葉はあまりに理解不可能な内容で、完全に思考がフリーズしてしまった。アルトリアが言う事はあり得ない。
士郎も男だ。抱きたい抱きたくないで言えば、そりゃ抱きたいに決まってる。アルトリアはすごく綺麗で魅力的だ。共にいた時間は十日程にも関らず、無節操を承知で正直な所、アルトリアに惹かれている事を自覚している。
だからこそ、アルトリアの言葉は、在り得ない故にその衝撃も大きく、士郎の思考はそこで真っ白になってしまう。
そして、反応を示さなくなった士郎に、アルトリアも自分を抱く事がそこまでイヤなのだと思い込み、俯いて微動だにしなくなる。

「「………」」

硬直し呆然とした士郎と沈痛に俯くアルトリアは、全く動きを見せなくなる。……闖入者が現れるまでは。

「……この非常時に、揃って時間を無駄にする余裕があるなんて、流石、最優のサーヴァントとそのマスターですね」

「!? カ、カレン!? な、何で、ここに!?」

「……いつまで経っても出て来ないから、ケダモノが盛って出て来れないのかと思いまして、手綱を付けに来たつもりなのですが」

言って、士郎とアルトリアを睥睨してから、一言。

「……男の恥」

ぼそっと、しかしながらハッキリと、聞き捨てならない事をカレンは口にした。……その言葉は、据え膳に手を出していないからだろうか?

「……なんでさっ!? そもそもラインをキチンと繋ぐなら、他にも方法があるはずだろ!?」

性交以外の方法は準備をしている時間がないでしょう。と言う訳で、さっさと性交して下さい」

直球で言うな! だ、大体、俺が良くてもアルトリアは」
「私なら構いません、シロウ」
「だそうですが」

アルトリアとカレンの視線に射竦められる士郎。それでも弱々しく、まだ反論をしようとする。

「で、でも、アルトリア、初めてだろう!? お、俺なんかがそう言う事しちゃダメじゃないか!?」

士郎にして見れば、それがこの状況を覆せそうな最大の要因だったのだが。それをカレンは一笑に付す。

……ヒドイ男ね。……それで? 何もしないまま『この世、全ての悪』が人を滅ぼすのをただ見ているつもりなの?」

「……そ、それは」

士郎も現状を頭では理解している。だが、心が納得できないだけだ。アルトリアをこんな理由で抱く事が正しいのかと。
しかし、士郎のそんな煩悶を知った事か、いや知った上で、カレンは追い討ちのように言葉を続ける。

「彼女の『聖剣』が『この世、全ての悪』に対して最も有効なのは、言うまでもないでしょう? 最も犠牲の少ない選択を放棄するの? それは『正義の味方』として本当に正しいのかしらね?」

カレンの言葉は士郎の逃げ道を塞いでいく。いや、最初から、士郎に与えられた選択肢は一つだったのだ。カレンの言葉は、士郎にその事を認識させたに過ぎない。

「…………すまん、カレンの言う通りだ。アルトリアが許してくれるのなら、俺に異存はない。勝つ可能性が少しでも上がるなら、迷ってる場合じゃないよな」

「……その通りです、シロウ。あなたが気に病む事はありません。私はあなたの『剣』なのですから」

「……いや、気にするに決まってるだろ。本当に御免、アルトリア。……好きでもない男に、体を許させる事になっちゃって」

「呆れた。本気でそう思ってるのね。本能だけで生きているから、人の気持ちを察する思考が出来ないのかしら?」

「……言いたい放題だなって、カレン? 戻らないのか?」

「何故?」

心の底から、士郎の言っている事の意味が解らないと言った感じで小首を傾げるカレン。

「何故って、いや、混ざる気なのか!?」

「ええ。あなたを求める渇きを満たし潤す手助けをする事も、私の労働の一つですから」

カレンの意味深な言葉と視線から逃れるように、アルトリアが俯く。

「は? どういう事だ?」

「解らないのなら気にしない事です。……それと、わたしに自分の欲望を持つように諭したのは、あなたでしょう? 今更、自分の言葉に責任を持たないのは、「正義の味方」としてどうでしょうか?」

「た、確かにそうだけど、……えっ!?」

「私もあなたに抱かれたくなった。そう言う事です」

狼狽する士郎に、蕩けるような微笑を向けながら、カレンはハッキリと告げたのだった。


貞淑な修道女の法衣の下から現れたのは、蟲惑的な肉置きの肢体。白い肌を包む紫陽花の刺繍が施された黒い下着が、息を呑むほどに煽情的だ。

「……衛宮士郎からの、バースデイプレゼントです」

「!! シ、シロウ、あなたと言う人は!?」

カレンの妖艶さに目を奪われていたアルトリアが、カレンの言葉に視線を厳しい物に変えて、士郎に移す。

「いや、嘘を付くな、カレン! 俺のプレゼントは、俺が作ったオルゴールだったろ!!」

「ええ。この下着は、橙子さんより頂きました」

「………なに考えてんだ、先生は!?」

「あなたを困らせる事でしょうね。その点に関して、私はあの人ととても気が合います」

カレンの言葉に、士郎の脱力レベルが上がった。士郎は萎えている。

「では、アルトリア。あなたの渇きを、満たしましょう」

項垂れる士郎を無視して、カレンはアルトリアににじり寄る。傍から見れば、今のカレンとアルトリアは、獲物を嬲ろうとしている黒豹とその獲物のような様相だ。

「カ、カレン、ま、待って下さい。わ、私はシロウに抱かれる事は了承しましたが、あなたに肌を晒す理由はない筈でしょう?」

「……つれないのね。私とあなたは、同じ渇きを持つ者だと言うのに」

「!! そ、それは……」

「それにイヤなのなら、私をどうとでもできる筈よ? あなたの力なら私を拒む事など容易いでしょう?」

「………」

アルトリアはカレンが怖かった。カレンはまるで「鏡」だ。カレンを見ていると、自分が抑えようと、目を逸らそうと、隠そうとしていた「想い」が、晒されてしまうような気がする。
『箱』の外でゼルレッチの話を聞いた時、確かに胸の奥が高鳴ったのを感じた。だが、それは恥ずべき、そして許されざるモノだ。ただ、ラインを繋ぐ為だけ。――そうでなければ、「想いココロ」が痛くて耐え切れそうにない。

「隠さなくても良いわ。耐えなくても良いの。……「想いココロ」は自由で良いのよ」

心の内を読み取ったかのような言葉と共に、アルトリアの服を脱がしにかかるカレン。

「今のあなたは王でもなければ英霊でもない。あなたは衛宮士郎マスター奴隷サーヴァント。だから、あなたが彼を「想う」事は、何一つおかしくはないわ」

「……シ、シロウを「想う」事は、おかしく、ない」

小川のせせらぎのような衣擦れの音と共に、カレンの手で脱がされていくアルトリアの服。それは、楽器を弾く様なしなやかなで洗練された手際を以って、騎士アルトリア拘束よろいから解放し一人の少女に暴く妖艶な儀式に他ならなかった。

「―――はぁんっ」

シュルリと言う最後の衣擦れの音に合わせ、アルトリアの口から熱を帯びた息が漏れる。リボンも解かれ、一糸纏わぬ全裸になったアルトリアを、カレンは聖骸布で手早く拘束する。
アルトリアの白い肌を際立たせるように、赤い布が彼女の肢体の上を見る者を誘惑するような妖しさで走る。

「えっ、な、何をするのです、カレン!?」

「あなたは奴隷サーヴァントなのだから、衛宮士郎マスターのする事を、ただ受け容れれば良いの。衛宮士郎マスターが望むなら、その乳房を、その臀部を、その菊門を、その淫裂を可愛がってもらいなさい」

「なっ、そ、そのような事っ!?」

「……イヤなのなら、そんな「束縛」、破れば良いだけよ? ただ、「縛られて」いれば、衛宮士郎に愛されても、拒めないのはしょうがない事だわ。――そうは思いませんか、アルトリア?」

それは、アルトリアにとって甘い囁きだった。そして、アルトリアは士郎に抵抗しないで済む「口実」を手に入れる。
誰かが言っていた。本当の「束縛」とは、用を成していない縛りを絶対のモノと認識させる事だと。

「……衛宮士郎。いつまで呆けているのです? アルトリアは待っていますよ?」

「――え?」

カレンの言葉に顔を上げた士郎の目に飛び込んできたのは、赤い聖骸布で飾られた白い裸体。その妖艶さに知らず喉が鳴る。

「……キレイだ、アルトリア」

「ああっ、そ、そんなに、み、見ないで下さい、シ、シロウ」

士郎の言葉と視線を拒むアルトリアの声は弱々しく、不安と羞恥と、隠しきれない期待が含まれていた。
露になった自分の肢体を見られて、火照りが増すのが分かる。恥ずかしい。でも、隠す事は「出来ない」。その「事実」が、火照りを弥増させ、渇きが更に強くなる。

「シ、シロウ、わ、私だけ、見、見られるのは、んっ、ふ、不公平です。……わ、私も、あなたの裸体が、み、見たい」

自身の火照りと渇きの求めるままに、アルトリアが言葉を紡ぐ。その言葉に士郎の熱も昂まっていく。そして、その熱を少しでも冷ますように、自分が着ている物を剥ぎ取る士郎。
全裸になった士郎は、アルトリアの側に寄り、触れ合うほどの近さでアルトリアを見つめる。

「……今から、アルトリアを抱く。けど、理由と気持ちは別物で良いか?」

「シ、シロウ?」

「アルトリアを抱きたいからと思うから、抱く。理由なんて必要ない」

「……卑怯です、シロウは。……ですが、私には、それを拒む事は、「出来ません」。ですから、あなたの思うように、して欲し、んんっ、ちゅぅっ、んふぅぅっ」

アルトリアの言葉を合図に、士郎が唇を奪う。情熱的で濃厚な舌戯。士郎の舌が、アルトリアの唇と口腔内を味わい尽くす。
絡まる舌の間で交じり合う唾液の音が体の中から響き、二人の熱を更に昂ぶらせる。

「んふぅあっ、シ、シロウ、くぅっ、んちゅっ、ふぅっんんっ」

ディープキスをしながら、士郎の手がアルトリアの肢体を愛撫し始める。既に火照った肢体は、肌を伝う指の感触にすら快感の電撃を発する。
聖骸布に覆われていない晒された肌が、愛おしい者を扱う丹念さで愛撫されていく。その度に奔る快感の電撃が、アルトリアの肢体と心を甘く蕩かしていく。

「ひぃうっ、あぅんっ、シ、シロウ、だ、だめ、そ、そんなに、し、しては、うあぁぁっ」

甘い熱を含んだ形ばかりの言葉を無視して、士郎はアルトリアの小振りだが形の良い胸を責める。
汗に濡れ朱色に染まった乳房を、掌で撫で揉んで捏ねて、勃ちかけの桜色の乳首を指先で摘まみ扱き弾く。

「はあぅっ、くぅあぁぁっ、シ、シロウ、む、胸を、そんなに、し、しないでっ、きゃうぅぅぅぅっ」

今度は、アルトリアの唇を解放した士郎の舌が首筋、鎖骨を経由して、乳房に到達する。乳房に浮かぶ汗を全て舐め取るかのように、乳房全体に舌を這わせた後に、愛撫で勃った乳首を口に含む。
そして、乳首を舐め回し、舌先で突付いて押し潰し、軽く甘噛みし、強く吸う。生じる快感、奔る電撃にアルトリアの肢体は震える。

「ふぅあぁぁぁぁっ、シ、シロウ、だ、だめ、わ、私は、お、おかしく、なって、ひゃあぅぅぅぅぅっ」

鮮烈な快感に翻弄されて、「自分」が「自分」でなオカシくなりそうだ。そんなアルトリアの耳許で囁く声がある。

「良いの、オカシくなっても。だって、「縛られて」抵抗できないのだから」

翻弄されているアルトリアの心に、その言葉は甘く染み込んでいく。その間に、士郎の責めは、乳房から腹と臍を経由して、股間へと降りて行っていた。

「ひぃあぁっ、だ、だめですっ、シ、シロウ、そ、そこは、き、汚、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

秘裂への責めに気付いたのは、士郎が指で秘裂を開き、桃色に充血した粘膜に舌を付けた瞬間だった。士郎の舌戯は、上の唇に対するのと同じ、いやそれ以上に情熱的で濃厚なモノだった。
士郎が舌に乗せた唾液とアルトリアの膣の奥から湧き水のように溢れる愛液が絡み交じり合って、水音を奏でる。

「はぁぁぁぁっ、シ、シロウ、の舌で、わ、私の、な、膣内の、あ、味を知られて、ひぃうぅぅぅぅぅっ」

士郎の喉が鳴っているのが、秘裂から響く水音の間断に感じられる。唇の味を、口腔の味を、舌の味を、唾液の味を、肌の味を、汗の味を、乳房の味を、乳首の味を、臍の味を、膣の味を、愛液の味を知られてしまった。
その恥ずかしい事実を思うほどに、火照りは昂ぶっていく。

「気持ち良さそうね、アルトリア?」

「ああっ、カ、カレン、む、胸は、だ、だめで、ふぅあぁぁぁんっ」

アルトリアの背後から、カレンの手がアルトリアの乳房に伸びる。

「私だけ除け者では寂しいわ。ですから、私が衛宮士郎にして欲しい事を、あなたに教えてあげようと思いまして」

「ひぃあぁぁぁっ、ま、待って、下さい、カ、カレンッ!? い、今、胸を、されたら、お、おかしく、くぅあぁぁぁぁぁぁっ」

「遠慮しなくて良いわ、アルトリア。気持ち良くしてあげますから」

隠しようのない熱を含んだ声で囁きながら、カレンはアルトリアの乳房を愛撫し始める。士郎の愛撫より若干強めの責めを、快感に蕩けた肢体はより強く甘い快感として受け容れていく。
そうして乳房と秘裂への同時の愛撫により、アルトリアの性感はどんどん昂まっていく。

「ふあぁぁぁぁぁぁっ、シ、シロウ、わ、私は、ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ」

快感の波が頂点に達しようとする直前、士郎の舌が包皮を捲り上げ淫核を晒して甘噛みするのと、カレンが両方の乳首を同時にキュッと強く摘まむタイミングが重なる。
乳首と淫核への強烈な快感が重なり、頂点を到達どころか越えてしまう勢いを与え、

「あっ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

アルトリアを絶頂に導いた。クタリと脱力するアルトリア。その瞳は、快感に潤み呆としている。

「………アルトリア。入れるぞ?」

アルトリアの股間から顔を上げた士郎が、アルトリアの顔を覗きこみながら問う。その問いにアルトリアは小さく頷く。
そして、士郎はアルトリアと正面から繋がろうとして、

「お待ちなさい、衛宮士郎」

カレンに止められた。

「……なに企んでるんだ、カレン?」

カレンの表情に何かを感じたのか、ジト目で問い掛ける士郎。彼女の表情からロクな事じゃないと感じ取っているらしい。
対するカレンは澄ました表情で、

「いえ、あなた達二人が盛り上がっている間、私は独り寂しく待っていなければならないのかと、疑問に思いまして」

「…………それでどうしろってんだ、カレン」

「わかっているくせに惚けるなんてヒドイ男ね、衛宮士郎。分かりました。あなたには頼みません。アルトリアに協力してもらいます」

「へ?」

そして、カレンは法衣から赫い「龍」のペンダントを取り出して、アルトリアに付けた。

「んっ、ああっ!? ひぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!?」

そのペンダントを付けたアルトリアが強い嬌声を上げるのと同時に、アルトリアの肉体に変化が生じた。
アルトリアの淫核が肥大、成長し、「ブリテンの赤い竜」の名に相応しい怒張がそこに現れた。

「………なんでさ?」

「ふぅあぁぁっ、な、なぜ、カレン、あなたが、このペンダントを、持って、くぅぅっ」

「ゼルレッチ老より託かりました」

「んっ、あ、あの魔法使いは、かの老魔術師と繋がりが有るのですか!?」

「さあ? けれど、そうであってもおかしくはないでしょう」

ゼルレッチ老と老魔術師マーリンは、親友、心友、真友です!! ぶっちゃけ、赫い「龍」のペンダントの出所は、老魔術師なのである。
この赫い「龍」のペンダントは、アルトリアが姉モルガンにモードレッドを孕ませる際に使用された魔具で、男性器の名残である淫核を一時的に男性器とする物。ちなみに、「赤い竜」でなく「赫い龍」なのは、東洋の「赫龍」は人間の女を見たら孕ませようとすると言う悪癖から来る、お遊びである。

「くぅあぁぁぁっ、あ、熱い、ば、爆発しそうです、んぅんんんっ」

ビクンビクンと脈打つアルトリアの怒張。先からは既にカウパーが零れている。

「それは、そうでしょうね。モルガンを妊娠させてから、カムランの戦いが終わるまで、ずっと溜めていたのでしょうから」

「ああっ、だ、だめ、こ、こんな、ひぃぐっ」

空気の流れすら、今のアルトリアの怒張には鋭い刺激だ。腰を引いて、射精を耐えようとするアルトリア。
そんなアルトリアにカレンはにじり寄り、

「あなたを解放して上げるわ、アルトリア」

「だ、だめです、カ、カレッ、くぅあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

アルトリアの怒張を握り、盛大に射精させた。降り注ぐ精液を真正面から受け止めるカレン。鋭利な射精の絶頂に肢体を震わせるアルトリア。
そして、一度の射精では治まる気配を見せないアルトリアの怒張にスキンを被せ、うつ伏せになったカレンは誘うように尻を掲げ、既に潤み蕩けた秘裂をアルトリアに晒す。

子宮おくは既に予約があるので、あなたには使わせる事はできませんが、膣なら思う存分、使って下さい。あなたの苦しみを、解き放ってあげます、アルトリア。……さあ、来て」

「んんっ、くぅっ、ふぅぅっ」

全てを受け容れる聖女の淫蕩な微笑みが、アルトリアの中に無い筈の牡の衝動を凶暴化させる。それにアルトリアは声を抑えながら全力で抗うが、「騎士」でもなく「王」でもない一人の「少女」が抗うには、その肉の誘惑は毒が強過ぎた。
「縛られて」動けないアルトリアが前に傾ぐだけで、猛る怒張は蕩けた秘裂に呑み込まれていく。ジュプゥッと言う淫らな水音が響き、カレンの膣内にアルトリアの怒張が全て埋まった。

「あぁぁぁぁぁんっ、お、大きい、それに、硬くて、みゃ、脈打ってっ、ふっあぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
「ひぃあぁぁぁぁぁっ、あ、熱くて、くぅあぁぁぁっ、と、熔けてっ、はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ」

二人の聖女が肉の悦びに表情を蕩かせる。何とも背徳的で、何とも煽情的な光景だ。これを見ればどんな不能であろうが、彼女たちと同じ肉の悦びを得る為に、エレクトするに違いない。
そして、不能ではない士郎はその光景に理性を粉砕させられ衝動の命じるままに、背後から痛みすら感じる程にエレクトした怒張をアルトリアの秘裂に宛がい、一気に突き立てた。

「あっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁんっ、で、射精てます、ビ、ビクビクしながら、熱いのを、出しているのが、分かるっ、んぅうぅぅぅぅぅぅっ」

士郎の挿入により、男と女の絶頂を同時に極めさせられてしまうアルトリア。恍惚とした忘我の表情で快感に震えながら脱力し、背後の士郎に身を預ける事しか出来ない。
それに合わせ、カレンの秘裂からアルトリアの怒張が抜ける。カレンはアルトリアに向き直り、精液に充ちたスキンを手早く取り外して、未だ力に満ちた怒張に新しいスキンを付け直す。

「まだ、射精し足りないようですね。さあ、私が全部受け止めてあげます」

そう言って、今度は仰向けでアルトリアを誘うカレン。膣奥へと怒張を誘うかの如く膣口を指で開き、開かれた膣口から愛液が溢れる様は、誘惑の対象であるアルトリアだけでなく、士郎すら魅了する程に淫靡。いや、士郎を誘っていたのだ。
そしてその誘惑に乗り、「縛られて」動けないアルトリアの怒張を、自分の怒張を挿入したままカレンの秘裂へと導くように動く士郎。

「ああっ、シ、シロウ、だ、だめ、も、もう、い、一度、そ、それを、さ、されたら、んんっ、わ、私は、ほ、本当に、オ、オカシく、な、なって、ふぅあぁっ」

己を保つのが難しいほどの快感の嵐に怯え懇願するアルトリア。泣き濡れて潤んだその表情は、物凄く嗜虐心が刺激されて、カレンとは違う意味で淫靡と言える。だから、士郎は、

「うっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ、シ、シロウッ、ひぃあぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
「きゃあぅぅぅぅっ、さ、さっきと同じ、熱くて、硬いのがっ、は、激しい、あぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

アルトリアの怒張をカレンの秘裂に挿入させてから、腰を激しく使い出した。士郎の腰がアルトリアの腰を押し出す形となって、カレンも同時に責める。

「ああっ、んくぅっ、ま、まるで、え、衛宮、し、士郎に、ひぃうっ、な、膣内を、つ、貫かれて、ふぅあっ、いる、みたいっ、きゃあぅぅぅぅぅっ」

カレンの秘裂をアルトリアの怒張が掻き回す水音と、アルトリアの秘裂を士郎の怒張が掻き回す水音が鳴り響く。アルトリアとカレンの嬌声も交じり合い、淫らな協奏曲のリズムはどんどん上がっていく。

「ひぃあっ、あぅあぁっ、きゃいっ、んはぁぁっ、くぅあぁっ、ふぅんっ、はあぁぁぁぁっ」
「んんぅっ、くぅぅぅっ、ひゃあぁぁっ、ふぅあぁっ、はぅぅぅっ、くぁんっ、ああぁぁぁぁっ」

アルトリアは士郎に膣内を一突きされる毎に、カレンの膣内を一突きさせられる毎に、心の奥底に追いやっていた「想い」が浮上して行くのを感じていた。
だが、それを止められる力が、今の彼女にはない。押し寄せる快感の奔流は、彼女の心の「拘束カラ」を少しずつ罅割り砕いていき、剥き出しの彼女を表に出そうとしていた。
そして、遂に士郎の怒張がアルトリアの膣奥を、アルトリアの怒張がカレンの膣奥を強く突いたタイミングが重なった時、凄烈な絶頂にアルトリアの「拘束カラ」が砕け散る。

「シ、シロウシロウシロウシロウシロウシロウ、シロウッ、あ、愛、して、あっ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「ひゃうぁぁぁぁぁぁぁっ、な、膣内で、ふ、震えて、はぁうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」

アルトリアの絶頂に合わせ、カレンと士郎も絶頂する。アルトリアはカレンの上に崩れ落ち、アルトリアの下でカレンは荒く息を吐き、士郎はゆっくりとアルトリアの秘裂から怒張を抜いて腰を下ろす。

「……ラインは、きちんと繋がったか。もう少し休んだら、ここを出よう。……って、どうやって出るんだ?」

今更に、『箱』の中からの出方が解らない事に気付く士郎。単純に考えれば、落ちて来たのだから、上が出入り口とは思うが、真っ暗で何も見えない。……中から出る方法、あるのか?

「……有りますよ」

「!? 知ってるのか、カレン!?」

「ええ。ですが、まだ私は衛宮士郎、あなたのを子宮おくに頂いていません」

「え゛っ!? い、いや、カレン、今、緊急事態……」
「『約束』、破るのですか?」

「む゛っ。……そ、そう言う訳じゃなくて、あ、後で、な?」

「……そう。ならここからは出られないわね」

ニヤリと哂うカレン。……全て計算ずくか!? カ、カレン、おっそろしい娘!!

「さあ、衛宮士郎。……どうします?」

「…………うっ、うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

「ああんっ、ケダモノ♪」


――結局、士郎達が『箱』の外に出たのは、カレンが入ってから、『箱』の外の時間で2分30秒後であった。
ちなみに、二人とも前も後ろも士郎に味わい尽くされ、カレンに至っては子宮おくまで満たされたそうな。
……世界、手遅れになってない? 大丈夫?


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